「単調さ」を崩す

イタリア、カターニャ市の為の地下鉄車両の内装デザイン。従来の列車の一車両を思い浮かべてみると、どの部分も全高、 全幅とも同じであり、それが複数繋がって列車を形成しています。 つまり、単純に考えれば、列車というものは、まるで、 金太郎飴のようなものだと言えます。列車/金太郎飴は、どんなに複雑な形をしていても縦方向に断面を取れば、断面は全て同じなのです。 また、それを横方向から見るといくつかの平行な直線が存在するだけとなり、乗客にとっては本当に「退屈」なものとなっていました。結果、その原因となる「同じ断面の繰り返し」を壊す為に座席( 座席は乗客にとって、最も目につく車内の構成部品であり、窓やドアは安全規格上、形状を変更出来ない) の背もたれ部分を波形にし (上記の平行な直線の削除)、各断面の高さを変え、グラデーションをつけて「動き」を持たせました。それにより、この車内は画一的で退屈な金太郎飴ではなくなるわけです。さらに、座席のグラーデーションには、この地下鉄車両が走るシシリー島の青い海を、そして、天井には紺碧の空を思い浮かべました。

design by Toshiki Satoji with Peter Solomon .

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Catania's underground - 1999
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